今回は、ルフィの母親が誰なのかという点について考察していきたいと思います。ヒントは尾田先生が過去にSBSで上げた母親像しかないのが難しいですが、今回はイム様説、ステューシー説について考察していきます。
ルフィの母親は誰?|尾田先生の考えるルフィの母親像
ワンピースの主人公であるルフィ。ルフィには父親、祖父が出てくるにもかかわらず、母親は全く出てきていません。育ての親であるダダンは登場しているものの、父であるドラゴンやガープがそのことに一切触れないことが逆に違和感がありますよね。
ルフィの母親とはどんな人なのでしょうか?
尾田先生の考えるルフィの母親像
ルフィの母親については、尾田先生が読者の質問に答えるSBSのコーナーで、ルフィの母親についてはまだ迷っていると書いています。
「ルフィのお母さんはどんな人ですか?美人さん?彼女に一体何があったんですか?ルフィが赤ん坊の時に亡くなったのですか? 」
「生きていると思う。これについては今でも悩んでるけど(笑)
ただ、ストーリーに登場するなら、すごい屈強な女性じゃないかな。
そして厳格。美しい母親になるはずはないし。
それで、典型的な中年女性がするようなパーマをしている。
これが尾田先生が考えるルフィの母親像です。
ルフィの母親に当てはまる4つの条件
ルフィの母親の条件は、以下の5つであると考えています。
- 22年前にドラゴンと接触できる人間
- 現在も生きている
- 初登場が524話以降
- 今後物語に大きな影響を与える人物
- ドラゴンやガープが心配しないような人物
ルフィは現在21歳なので、ルフィが生まれるとしたら22年前にドラゴンと接触できる人間に限られています。そして現在も生きている。
SBSが公開された2008年の頃に掲載されたワンピースが524話だったこともあり、「ストーリーに登場するなら」と考えるとその時までに登場していないと考えるのが筋かもしれません。
そして、最終章に入った現在、ルフィの母親が登場するならドラゴン並みに大きな影響を与える人物であること。
ドラゴンやガープがルフィの母親について何も言わないことも気になるので、「心配しなくても自分で何とか生きていけるような強い女性」なのではないかと考えています。
父親はドラゴンで確定
ここで考えなければいけないのが、ドラゴンとルフィの血縁関係です。ワンピースの世界では、ナミとベルメールさんのように、実際は血縁関係がなくても親子として過ごしていることがあります。ルフィも同様に、ドラゴンやガープと血縁関係がないと考えることが出来るかもしれません。
しかし、ドラゴンがルフィの心配をしていること、さらにはセンゴクがルフィとドラゴンが親子であることを発信したことがあり、海軍が噂話を世界に報道するとは考えにくいので、ある程度の裏取りが出来ているからこその行動だと思っています。
ガープとルフィが似ていることも踏まえると、ガープ・ドラゴン・ルフィの血縁関係は疑わなくてよいかもしれませんね。
ルフィの母親① ステューシー
ステューシーとは、サンジが船を降りる決断をするホールケーキアイランド編に登場する女性です。
サンジとプリンの結婚式に参列している女性のひとりで、その正体はCP0の諜報部員であることが明らかになっています。見た目が美しく、見分色の覇気や武装色の覇気を使える強者です。
なぜルフィの母親候補に挙がっているかというと、ふたつ理由があります。
まずひとつめが、プリン姫の結婚式を見たときのセリフです。「プリンちゃんキレイ…」「昔の私を見ているようだわ」と発言しています。この発言から、ステューシーは一度結婚した経験があることがわかります。それに対し「何十年前やネン」と突っ込まれていることから、ずいぶんまえに結婚式をあげいることがわかります。
しかもその相手について何も触れていないことも気になります。
気になる年齢ですが、ステューシーの年齢は超重要機密事項で、知るものは一握りしかいないという設定。ルフィを出産することは不可能ではないということです。
クローンであるため、ドラゴンやガープの目を潜り抜けている?
1072話で、ステューシーがクローン実験で生まれた存在であることが明らかになっています。しかも、ミス・バッキンガム・ステューシーのクローンです。
もし、失敗作のステューシーとドラゴンが子どもを作っていて、失敗作のステューシーが死んでしまった。だから、ドラゴンもガープも母親の心配をしないというのは筋が通るのではないでしょうか。
CP0に所属しているからこそ、今後ルフィともドラゴンとも関りがありそうなキャラクターなので、ルフィの母親候補としては非常にありえるのではないかと考えています。
ルフィの母親イム様説
イム様とは、世界政府のトップである天竜人のひとりで、空白の100年で世界を創造した20人の一人。現在も生きていることから、800年間生きているということが確定しています。
そんなイム様は、細身に描かれており「女性なのでは」とウワサされています。
そこで出てくるルフィの母親説。元々は女性だからという理由で考えられたものだったのですが、だんだんと作品が進むにつれて信憑性が高くなっていったのです。
ルフィ一家と神話
尾田先生はたびたび神話をモチーフにしたキャラクターが登場したり、語呂合わせなどでキャラクターの名前や設定を決めていることが多いです。
着目すべきは、ルフィが覚醒して「モデルニカ」になったときの技名です。ここでは「ゴムゴムのバジュラング」と言われていますが、そもそもこのバジュラングとはどういう意味なのでしょうか。
バジュラングを調べてみると、インドの神話に出てくるハヌマーンという神の別名でした。ハヌマーンの父親は「風神ヴァーユ」であり、強風と共に現れるドラゴンは風神ヴァーユをモチーフにしているのではないかと考えられます。
すると、ハヌマーンの母親は誰なのかと気になりますよね。調べたところ「天女アンジャナー」であることがわかりました。
天女というのが難しいですが、天竜人の女という意味でつけられているのであればイム様の可能性はグッと上がります。
ドラゴンとイム様の関りは?
ドラゴンとイム様の関りがあるのかどうかが非常に重要で、ドラゴンが20年前にイム様といい感じになるとはとても思えない…。
ですが、イム様は黒いローブをかぶっている。もしかしたら、誰かに似ていて、その人間のような姿でドラゴンと出会い、一夜限りの関係を持ったというのも十分に考えられます。
世界最大の犯罪者
ワンピースの世界では、懸賞金がかけられるキャラクターには異名がつけられます。「麦わらのルフィ」「赤髪のシャンクス」といったものです。ドラゴンにも懸賞金がかけられているのですが「世界最大の犯罪者」とされています。
しかし、革命軍だからといって世界最大の犯罪者とつけるほどのことをドラゴンがしているとは思えません。むしろ、もし世界を揺るがすような大犯罪をしているなら、もっと大々的に何をしたか語り継がれるはずです。そういったエピソードトークもなしに、世界最大の犯罪者とつけられている理由…。
これは日本にもあったものですが、高貴なお姫様と初めて身体の関係を持った男性は傷つけたという理由で打ち首になったそうです。
つまり、イム様と身体の関係を持ったドラゴンは、世界政府の最高位のイム様を傷つけたということで「世界最大の犯罪者」と呼ばれているのかもしれません。
麦わら帽子はルフィを想っている?
イム様が登場したシーンで、イム様が大きな麦わら帽子を眺めているシーンが描かれていました。これはルフィの前にニカの力を持っていたであろうジョイボーイの持ち物なのではないかと考察されていましたが、ルフィの母親だと考えると別の意味になります。
自分の産んだ子供が麦わらのルフィとして名をはせている。そんなわが子を想う母親の寂しい背中なのかもしれません。
また、前述していますがドラゴンやガープがルフィの母親について言及しないのは、イム様のことがバレてはいけないと分かっているからかもしれません。
まとめ
こちらの記事で紹介した内容は、以下の通りです。
- ルフィの母親はステューシー、イム様が有力
- イム様を傷つけたことでドラゴンは「世界最大の犯罪者」とされているのかもしれない
- 今後親子戦争になる可能性は十分にある
ここまで引っ張ってきているのですから、イム様が母親であればいいなと思っています!